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設計工房 悠
御代田の家
竣工 2022年
主要用途 専用住宅
延床面積 100㎡
構造 木造在来工法
規模 地上2階
施工 (株)市川保工務店
壁匠TOWA(左官工事) スギウラ(木製建具工事) ヤマショー(薪ストーブ) Rooms(製作キッチン)
おおまち林業(伐採工事) 安曇電工(一部電気工事)
掲載 信州の建築家とつくる家18
建築相談のメール(20201005)
引渡後に頂いたメール(20220724)
長野県御代田町に建つご夫婦が暮らす住宅。
敷地は南下がりの約7度の勾配のある傾斜地です。
以前は別荘が建っていた場所で、東側の道路沿いには趣のある浅間石の石積と門柱が残っていました。
周りは森に囲まれ、静かで落ち着いた場所です。
最初に建築相談のメールを頂いたのが2020年の10月です。
掲載誌やホームページを見て頂き、『カラマツの森の中の家』 『追分の家』を気に入って頂きました。
『シンプルな外観』『窓からの風景の切り取り方』に好感を持って頂いた様です。
既に土地は購入済でしたので、建設地から近い『追分の家』をご案内しました。
ご提案させて頂いたプレゼン案を気に入って頂き、設計監理のお手伝いをさせて頂く事になりました。
住まいに関するご要望は
■ 自然との一体感があり、自然を感じる家
■ 静かで外部からの視線を感じない家
■ 木漏れ日が差し込むリビング・ダイニングで紅茶を楽しめる家
■ 薪ストーブのある生活が楽しめる家
建物は敷地の高い方(北側)に寄せ、敷地の勾配はなるべく生かすようにしました。
LDは天井の高い吹抜空間とし、2階の床レベルを一部下げた多目的スペースからLDを見下ろすことが出来、緩やかに1階と繋がるようにしています。
南側の開口部は眺望を取り込む大開口とし、リビングと繋がるデッキを設けています。
北側にある『二股のクヌギ』の木を残し、LDとキッチンからもこの木が見えるように開口部を配置しています。
1階はLDKを中心に水廻りと音楽室(将来的にピアノを置く)を設けています。
2階はご主人の書斎、寝室、納戸と緩やかに1階と繋がる多目的スペースを設けています。
外観は杉板貼りとしています。屋根は高さの違う2つの切妻屋根を架けています。
開口部はトリプルガラスのアルミと樹脂のハイブリッドサッシを採用し断熱性能を上げています。
耐震等級3の基準を満足する構造としています。
暖房は薪ストーブ。LDの吹抜と2階の多目的スペースを繋げる開口部は薪ストーブの熱を効果的に2階にも廻す役目を期待しています。
給湯熱源はエコキュートです。
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