昨日、南木曽町に行った帰りに『上松宿』と『洗馬宿』に寄ってきました。
どちらも中山道の宿場町です。
勤務していた設計事務所で担当させて頂いた住宅があります。
『上松宿』は今も趣のある古い町並みが残っています。
1993年(31年前)に設計監理のお手伝いをさせて頂いた住宅があります。
既存主屋の座敷部分を残し、居住部分を新しく建て替える設計でした。
外観は『土蔵風』
土蔵の造りを調べたり、模型を造ったり・・・
わからない事だらけでしたが、何とか形になった住宅です。
外部に面したアルミサッシは木製の格子を付けて目立たない様にして周囲との調和を図っています。
↑31年前に造った模型。デジカメではなくフィルムカメラで撮影
最近、外部の塗装の手直しをされたのでしょうか。
外壁の漆喰壁も含めて、きれいな状態が保たれていました。
『洗馬宿』では2003年(21年前)にファサードの改修のお手伝いをさせて頂いた住宅があります。
こちらも街並みに調和する様にアルミサッシは木製の格子を付けて目立たない様にしています。
勤務していた設計事務所で最後に担当した仕事です。
↑改修前(上)・改修後(下)
勤務していた設計事務所は民家再生という分野の仕事が多かったので、
街並みとか周辺環境と調和させる事の大切さを学びました。
現在の設計の考え方にも通じるものがあります。
当時の事を懐かしく思い出しました。
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