top of page
設計工房 悠
屋敷林のある家・主屋
竣工 2018年
主要用途 専用住宅
延床面積 142㎡
構造 木造在来工法
規模 地上2階
施工 株式会社 布山工務店 平成熱学 Rooms
掲載
長野県安曇野市に建つ、ご夫婦と二人のお子さん、お母様が暮らす住宅の建替えです。
初めて伺った時、
屋敷林に囲まれた敷地には築150年の『本棟造り』の主屋
主屋を囲むように西側に30年ほど前に建てられた離れと土蔵
東側に納屋、北側に蚕室、ひきやば(農作業の道具置場)、きぐらや(薪置場)が建っていました。
一期工事として離れのリノベーションを行いました。
二期工事として今回の主屋の建替えを行いました。
主屋の再生も考えましたが、「暖かく、もう少しコンパクトな家で良い」
というクライアントのMさんご家族のご要望から建替えという方向になりました。
玄関と座敷は既存主屋の造作材や建具・大黒柱・差鴨居等を手壊しで解体・転用し、
『本棟造り』の主屋の記憶が新しい建物にも残るようにしました。
古材を使うだけでなく、建物全体の断熱性能を上げ、
動線を考えながら、暖かく暮らしやすい家になるように努めました。
以前と同じように東側に玄関を造り、玄関と並ぶように平屋部分には、座敷・お母さまの部屋を配置しました。
総2階部分の1階にはみんなが集まるLDKを中心に水回り・納戸(書斎)を造り、
お母さまの部屋とは廊下を挟んで少し距離を置いています。
2階には子供部屋と寝室、階段室には壁一面に本棚を作っています。
暖房は床暖房を採用しています。
瓦屋根には太陽光パネルを載せています。
屋敷林の景観に馴染むように外観は軒を抑えた切妻の瓦屋根を架け外壁は塗壁としています。
関連ブログ Click
bottom of page